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既存サイトをAWSへ安全に移行する方法|最小コストで始める「ミニマムAWS」導入ロードマップ

2025/12/07
 
この記事を書いている人 - WRITER -
ざうしん
ゲームとリアルロボットアニメをこよなく愛するアラフィフ平社員、エストゥーザ代表「ざうしん」

■AWSに関するTIPS:最小構成で始める AWS 共同利用型サイト基盤
 ― 1〜2週間で導入するための実践ロードマップ ―

どうも。エストゥーザ代表の「ざうしん」です。

前回の投稿で「AWS共同利用型サイト基盤の仕組みと導入メリット」についてお伝えしました。
今回の投稿では、「最小構成で始めるAWS共同利用型サイト基盤」についてお伝えします。

AWS共同利用型サイト基盤を構築するにあたって、「どこから着手すべきか」「最小構成」「移行方法」「導入ロードマップ」 を、Auto Scaling+EFS を前提に、実務レベルで具体的にまとめます。

■ 1.まず最初に注意すべきこと(最重要ポイント)

AWS 共同利用型サイト基盤は、いきなり全部構築する必要はありません。
まず以下の3点に注意しながら1つのサイトを試験的に移行するのがおススメです。

① WordPress をスケールさせる前提でEFSを使用
 Auto ScalingでWordPressを運用する場合、
 /var/www/html(テーマ・プラグイン・アップロード)を共有するため EFS が必須。
 EFSが無いと:
 ・スケールアウト時に新EC2のコンテンツが古くなってしまう
 ・更新がノード間で同期できず事故る
 ・Blue/Green更新もやりにくい
 つまり、Auto Scaling × WordPress = EFSがほぼ必須という構造。

② DB は RDS(MariaDB / MySQL)にする
 EC2内DBは以下の理由でNG。
 ・失敗時復旧が困難
 ・バックアップを自動化しづらい
 ・DB高負荷時に全体が巻き込まれる
 WordPressマルチサイトでない限り、
 ブランドごとにDB分離したい場合も RDS の複数DBで対応可能。

③ 静的ファイル配信は S3 + CloudFront に逃がす
 WordPressのメディアはEFSでも動くが、
 CloudFrontキャッシュ+S3管理のほうが圧倒的に早くて安い。

よって推奨構成は以下となります。
 ・テーマ/プラグインなど:EFS
 ・/uploads:S3
 ・サーバー:EC2(Auto Scaling)
 ・DB:RDS
 ・配信:CloudFront

■ 2.最小構成(ミニマムAWS)で始める場合の構成図

1〜2週間で導入可能な最小構成はこれです:



ポイント:
・最小1台運用なのでコストは月¥5,000台〜
・アクセスが急増したらスケールアウト
・オートヒーリングで障害に強い
・更新はEC2を壊してもEFSに残る

■ 3.既存WordPressを移行する手順(実務向け)

移行は次の5ステップでOK。

STEP1:RDSへDBをインポート
・phpMyAdmin
・WP-CLI
・mysqldump
いずれかで移行。

STEP2:/wp-content をEFSへコピー
・wp-content/themes
・wp-content/plugins
・wp-content/uploads(※S3に移行する場合は後で空に)

STEP3:uploads は S3 へ移行(推奨)
 WP Offload Media などの公式プラグインで移動。

STEP4:EC2(ASG)に WordPress をデプロイ
・EFS を /var/www/html/wp-content にマウント
・WordPress本体だけAMIに焼き込む or userdata で毎回DL

STEP5:CloudFront を設定して配信開始
・/wp-content/uploads → S3
・/ → ALB
・必要に応じてキャッシュルール最適化

■ 4.1〜2週間で導入できるロードマップ(実務向け)

【1日目〜2日目】設計・DNS・IAM
・VPC / サブネット設計
・IAMロール・ポリシー
・Route53でドメイン整理
・WAF要件の確認

【3日目〜5日目】基盤構築
・ALB
・Auto Scaling
・EFS
・RDS
・S3
・CloudFront

【6日目〜8日目】アプリ移行
・WordPress本体デプロイ
・テーマ/プラグイン → EFS
・uploads → S3
・DB移行 → RDS

【9日目〜10日目】本番切替・最終テスト
・DNS切替
・パフォーマンステスト
・CloudFrontキャッシュ調整
・SSL設定(ACM)

■ 5.よくある誤解(特にEFS関連)

❌ EFSで“サイト間テーマを共有できる” → 基本できない
テーマ/プラグインを全ブランドで共通化するには:
・マルチサイト
・OR カスタムディレクトリ構成
・OR Gitデプロイで統制
など別の設計が必要。
EFSは「サーバー間」の共有であり「サイト間」の共有ではない。

⭕ EFSは「ASG運用の前提条件」
・サーバー数が増えてもテーマ/プラグインが同期される
・ノード破棄してもWordPress資産が残る
・Blue/Green が容易
・AMIが軽量化できる
EFS=WordPressスケールアウトの土台。

■ 6.次のステップ

次回は、本シリーズのまとめとして:
・成功事例(中小企業・個人事業主)での活用パターン
・導入後に広がる拡張戦略
・AWSで“ビジネスが強くなる”理由
をわかりやすくご紹介します。


NEXT:AWS活用で広がるビジネス拡張戦略

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